10円玉硬貨に描かれている平等院鳳凰堂。1万円札に描かれている鳳凰。
その2つをみるために京都府宇治市の平等院に行ってきました。年末に何となく新年に京都へ行きたいなーって思っていたんですが、実家帰省時に話していたら、あれよあれよと予定が決まり、平等院とおまけの三十三間堂へ。
きれいだったなー。鳳凰堂。
もちろん鳳凰堂の中の阿弥陀仏も見仏してきました。見物じゃないんですよ。見仏です。ここ重要。
仏像好きの人には有名なんですが、鳳凰堂の阿弥陀仏はかの有名な定朝(じょうちょう)さんの作成です。次女も定朝という語感が気に入ったのか、絶えず「これが定朝さんの作った仏さまかー」と言っていました。たぶん定朝さんのすごさは知らないけど。
定朝はみんな知ってる運慶、快慶、そしてちょっとマイナー湛慶の祖となる仏師。そして寄木造という木を組み合わせて仏像を作る方法を編み出した人です。ってことは、それまでの仏像は一木造りだったってことなのかな。
そのご脈々と受け継がれる仏師の流れの祖となるお偉い方なのです。
しかも定朝が確実に作ったと分かっている仏像は鳳凰堂の阿弥陀如来のみ。その他のお寺にも例えば六波羅蜜寺にも定朝が作ったとされる仏像はありますが、あくまで、作ったとされる仏像です。
いやー、新年早々良いもの見たなー。
鳳凰堂の空いているところから阿弥陀仏が見えるもんだと思っていたんだけど、実際見に行ってみると、うっすらとしか見えない。平等院のホームページの写真なんかだと仏像がライトアップされてきれいに見えるんだけど、中が真っ暗でほとんど見えないんですよね。
まぁ、鳳凰堂の内部拝観もしたからしっかりと拝むことができたけど。
前厄だからね。今年は色んなところに参拝しないと。前厄だからね。